dcWORKSのMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)紹介 〜ミッション編〜
こんにちは! dcWORKSでエンジニアをしているレンレンです。
先日公開した、入社式の記事でも紹介したMVVの刷新について
なぜ、この時期にMVVを定義し直したのか?
そこに込められたメッセージは何なのか?
みなさんにもっとdcWORKSのことを知ってもらいたいということで、改めて経営陣の方々に聞いてみました。
会社の沿革にそって話を聞きながら、ミッション、ビジョン、バリューの3回に分けて書いていきますので、お楽しみに!
- 会社の変遷
- MVV刷新の背景
- "For Customer"で新たな景色を創造する をdcWORKSのミッションとした背景
- dcWORKSにはどのようなお客様がいるのか
- 新たな景色を創造するために、日々、意識・行動していること
会社の変遷
レンレン:
今年、dcWORKSは、MVVについて再定義しなおしました。
そこにどんな想いが込められているのかを語っていただく前に、この機会に、2003年6月のdcWORKS創業から現在に至るまでの会社の変遷についても振り返ってみたいと思います。
このあたり、いかがでしょうか?
コンドウ:
最初は、2003年6月にフジタがフリーランスとして活動し始めたんだっけ?
フジタ:
そうそう。で、3ヶ月で挫折して...。
コンドウ:
dcWORKSを立ち上げる、と。
フジタ:
うん、最初は細々とやってたんだけど、徐々に業務を拡大していって、この時点では事業ドメインとしてはシステム開発がメインの会社としてやっていました。
当時から、BtoB向けのシステムだけじゃなくて、BtoCのコンシューマー向けのものもやっていきたいなあと思っていて、ゆくゆくは企画・制作の業務も手掛けたいと思ってました。
コンドウ:
で、そのうちに一緒に仕事をするタイミングが訪れるわけです。
2008年ころですかね、あれは。
フジタ:
当時、コンドウはお客さん側で、僕は開発のお仕事をいただきながら、一緒に案件をやるという感じでした。
とあるオウンドメディアの開発プロジェクトで、そのチームの企画・制作の長をやっていたのがコンドウで、バックで動く部分の開発を僕らがやっていました。
インタラクティブなWebの先駆けという感じで。
コンドウ:
当時はまだスマホがなくて、PCとガラケー向けのコンテンツでしたね。
オウンドメディアと言って、企業が自社でメディアを持って、ポータルサイトを運営して、ユーザーに対してコミュニケーションし、ブランディングを広めるという施策などを一緒にやっていました。
フジタ:
で、しばらくやってくうちに、コンドウもフリーランスになったりして...。
コンドウ:
僕の場合、フリーのディレクターになったんだけど、やっぱり一人でやっていくには限界があったんです。
一人じゃ取り引きが成立しないんで、業務委託して貰って、企業の名刺をもらって、その会社の人として仕事するというようなことをしていたんだけど、ある程度の規模の案件をするとなると、システムは付きものだったから、チームで動かないといけないってなった。
そこで結局フリーランスをやめて、dcWORKSに籍を置きました。
フジタ:
あれは、いつだっけ? 2013年?
ちょうど10年前の1月からスタートして、コンドウ主導の制作クリエイティブユニットが出来あがってきたんだよね。
コンドウ:
もともと、dcWORKSはシステム開発を持ってたので、事業のポートフォリオとして、企画制作、システム開発が揃ったね。
フジタ:
それが、dcWORKSの原形であって、クリエイティブのできなかった会社が、クリエイティブユニットができることで、当初の目標であった企画から開発までが全部できるようになった。
これは、創業10年にして、最初のターニングポイントだったかな。
レンレン:
今、ターニングポイントという発言がありましたが、その後の事業拡大に向かう部分でも何かきっかけみたいなものがあったのでしょうか?
フジタ:
うん。当初はね、少数精鋭の考え方でやってたんですよ。
メンバーコントロールしやすいから、すごく集中して、一つのいいもの作ったり、仕事の負荷分散などもしやすくて。
それはそれで楽しかったんですけど、やっぱり限界に気づくんですよね。
コンドウ:
せっかくお仕事をいただくので、本来は断りたくないんだけど、人数が少ない分、大きな仕事はやっぱりできないなどがあり。
フジタ:
お客さんもプロジェクトもちょっとずつ依頼される規模が、大きくなってきていて。
それに我々も徐々に年齢を重ねていて、高齢化が進んできた。
これもある意味、組織の限界ですよね。
コンドウ:
今いるメンバー、若いメンバーに仕事のやり方であるとか会社のマインド、そういう部分も含めてきちんと伝承しなきゃいけないなって思って。
会社のギアを拡大方向にスイッチして、オフィス移転ってなったのが、4年前か5年前。
そこが二つ目のターニングポイントですかね。
フジタ:
それまでお客さんのためにと思っていろいろ活動してたんだけど、僕たちは僕たちで、自分たちの組織のためになることをしなきゃいけないよねって、拡大方向にスイッチを入れたっていう感じです。
MVV刷新の背景
レンレン:
その拡大方向への転換から始まって、今現在のdcWORKSがあるかと思うんですが、ここでやっと今回のMVVの刷新という話になります。
以前から掲げているdcWORKSのスローガンに、エモーショナル×テクノロジーというところがあり、その根本は変わってないかと思いますが、今回、MVVを刷新しようと思った背景を教えていただけますか?
フジタ:
はい。
エモーショナル×テクノロジーでお客さんの不満足を満足に変えるっていうことをやってきて、それを支えてきたのが、品質とスピード、それからクライアントに向けたホスピタリティという部分だと思っています。
今回のMVVの刷新というのは、それをがらっと変えたわけじゃなく、解像度を上げて再定義し直したイメージで、伝えているメッセージはこれまでと全く変わってない。
根底にあるのはエモーショナル×テクノロジーなんですよね。
コンドウと自分がこれまで大切にしてきた考え方として、テクノロジーの動くテクニカルな部分、技術的な部分の出し方、機能的なことよりも、情緒的な部分が何よりも大事だよねということがあって、ずっと言い続けてたら、会社のものになっていました。
我々はこれからも拡大していくわけじゃないですか、今年の4月には新入社員も入って。
そうするとやっぱりこう、明快なメッセージが必要というか、新しく仲間になっていくメンバーにも、しっかりわかりやすい言葉でメッセージを伝える必要があって、その意味で改めてという形でMVVを刷新しました。
コンドウ:
これによって、コミュニケーションの仕方も変わってくるかなと思うのと、採用基準にしても、MVVに添ってないとかっていう新たな考え方が出てくる。
そういう、ぶれない軸みたいなものを今回作ったという事かなと思います。
"For Customer"で新たな景色を創造する をdcWORKSのミッションとした背景
レンレン:
ありがとうございます。
新たなミッションが「"For Customer"で新たな景色を創造する」ということなんですが、どうしてこのスローガンに決めたのか教えていただけますか?
コンドウ:
それはもう、いろいろな案がかなり出て、どうしようかなというのはあったんだけれども、"For Customer"って言葉はすごくいいなあというイメージが個人的にはあって、クライアントビジネスだけじゃなくて自社事業もあって、そういった意味では「お客さま」って様々いるわけですよね。
フジタ:
これはクライアントという言葉じゃ、ちょっと狭いなと。
クライアントの先にいる人、カスタマーにも目を向けて、その先にある新たな景色を創造(想像)する、そのことをミッションにしたいというのがありました。
コンドウ:
例えば自社サイトのorioriに訪れてくれる方もカスタマーということになるし、クライアントの先にいるのもカスタマー。
どっちも同じ「顧客」という意味なんだけれども、より広い意味でのカスタマーを優先したっていうような形でフォーカスしました。
これまでの仕事を振り返れば、それはもうずっとやってることで、我々がプロジェクトで成果物を作っていく中で、もちろん企画も含めて新しい景色を提供し続けるってことは、これまでもやってきたつもりなんですよね。
フジタ:
うん、それは僕もやってると思う。
要はdcWORKSは、言われたものを作る会社じゃなくて、我々がいることで、新たなものが見えてくる。新たな景色を作っていけることを大事にしている。
そういうところを見て欲しいというような願いで、言葉にしました。
dcWORKSにはどのようなお客さまがいるのか
レンレン:
具体的なところで、クライアントはどういう悩みを持っていることが多いんでしょうか?
フジタ:
まあ、さまざまなクライアントがいるので、一概には言えませんが、そこはおそらくコンドウの方がお客さまの要望に近いところで仕事してるし、それを感じ取って施策に落とし込んでると思うので、分かるんじゃないかな?
コンドウ:
そうですね。お客さまも、自分のやりたいことを全て正しいとは思ってなくて、もっとこうすればいいんじゃないですかって、一緒に考えている僕たちが意見を言ってくれることを期待してもらっていることが多いです。
ビジネスとしての目標や目的を、どううまく表現してあげるのかとか、より効率よく実現するにはどうすればいいのかとか、お客さまが見えていないことを提案してあげるのも一つのケースだと思います。
フジタ:
あ、それなら、こういう考え方もありますよ、みたいなことを一緒に考えるイメージだよね。
その辺の勘どころの良いお客さまもいっぱいいるけど、ITとなると意外と分かってない人もいますもんね。
やはりそこら辺は、僕らがプロフェッショナルとして、お手伝いできる部分かなと思います。
コンドウ:
だからこそ、お願いされるわけですからね。
基本的には、その悩みへの対処というか、やり方自体はお客さんによって大きな違いはないですね。
新たな景色を創造するために、日々、意識・行動していること
レンレン:
経営陣として"For Customer"で新たな景色を創造する、ということを体現していくために、大切にしている考え方ってなにかありますか?
フジタ:
これが一番いろんな答えが出てきちゃって、一つに絞れなくて答えづらいなって思うところではあるんだけど。
僕たちのお客さまというところでイメージすると、ほとんどの企業が、それは大手企業であってもIT企業ではなくて、僕たちはIT、Webとかスマートフォンアプリの部分のプロとして、信頼されてるんですよね。
そうなると一番大切なことは、言われたことを黙ってやるというのではなくて、伝えられたメッセージの中からヒントを探し出して、しっかり想像して企画・提案すること。
言われたことが全てだと思わないで、伝えられた10とか20のことを100に膨らませて提案していこうということ。
企画のバリエーションをA案、B案など複数案作っていくのって手間がかかるし、どっちも外れかもしれない。
そこに正解はなくって、まるっきり無駄になるかもしれないけど、そこの考え方をずらしてしまうと、只のベンダーになっちゃうんじゃないかなと思ってます。
そこは自分にとって一番大事なことだと思ってる。
コンドウ:
うん、そこは全くその通りだと思う。
それがあるから、お客さんの感動とか感謝につながっているんだと思ってるから、常に意識してますね。
フジタ:
そう、それが僕たちの価値なんじゃないかな。
レンレン:
なるほど、ありがとうございました。
今回はミッションにフォーカスした形でのインタビューとなりました。
次回はビジョンについてです。お楽しみに!
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